2024.01.01 |
2024年8月東京公演決定! |
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構成・演出・出演をTom Lee(操演は映像内のみ)と西川古柳が担うほか、ブロードウェイで活躍する作曲家・打楽器&尺八奏者の辻幸生が音楽で、メディア芸術を使用した舞台作品を多く手がけるChris Carcioneが映像で参加。背景に流れる影絵を、多様な人形劇アートで多くのファンを持つLinda Wingerterが担当しています。
(photo by Anna Okuda)
師匠と米国の弟子、2度目のタッグ
2015「Shank's Mare」からの対話の成果
作品創作の背景には、Tom Leeと西川古柳の個人的な関係性があります。
2005年に、Tom Leeが米国芸術基金により日本の伝統人形劇を学ぶために来日。
その過程で車人形に惹かれ、西川古柳の下で修行を積んだことが発端です。
その後、二人はニューヨークで共同制作を開始。
伝統的車人形とその技術を応用したLeeの新作の人形に映像、日米の音楽を用いた「Shank’s Mare」を作り、2015年にニューヨークのラ・ママ実験劇場にて初演。
本作の日米ツアーを行う中で第二の共同制作プランが持ち上がりました。
以来、長い時間をかけて、少しずつ構想を固めていきました。
(「Shank's Mare」より/ photo by Ayumi Sakamoto)
1年の延期を乗り越えての東京公演、そして2023年北米5都市ツアー。
2019年1月、米国最大の国際人形劇祭Chicago International Puppet Theater Festival (CIPTF)とArt Institute of Chicagoの招きで「Shank’s Mare」を上演、追加公演も売り切れ海外プレゼンターからその場で公演依頼が入るほどの大成功だったことから、Lee・西川コンビ新作の2021年CIPTF内上演を視野に入れてCIPTFがこの企画への参加に手を挙げました。そして、「Shank’s Mare」の成功を支えたスタッフも正式に加わり、2019年夏に本格的に企画が始動。
当初2020年初夏に八王子で創作・公演の予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の影響により延期。アメリカ側のアーティストは来日が困難なため、映像と音楽の制作はアメリカ国内で行いリハーサルはオンラインで実施、上演は日本側の出演者のみで行うという、企画時には全く予想していなかった形で創作し、2021年6月に東京公演が実現しました。
そして、2023年にはいよいよ北米5都市ツアーを実施。シカゴを皮切りにニューヨークで終えたこのツアーでは、売り切れが続出し、追加公演も実施されました。また、北米の人形劇専門誌「Puppetry Journal」などに劇評が掲載され、高く評価されました。
(photo by Richard Termine)
韓国生まれハワイ育ちの俳優、デザイナー、演出家、人形劇アーティスト。現在はシカゴとニューヨークを中心に活動。Chicago International Puppet Theater Festival のデザイン・製作部門であるChicago Puppet Studio共同監督。ライブフィードビデオを数多く用いた人形劇を得意とする。
Carnegie Mellon University卒。2005年にNational Endowment for the Arts(米国芸術基金)と全米非営利演劇団体中間支援組織Theater Communications Groupの支援を受けて来日、日本の伝統人形劇について学び車人形の技法を西川古柳の元で習う。
人形劇遣いとしての主な参加作品に、「War Horse」(トニー賞受賞作)、Metropolitan Opera 「Madama Butterfly」(10シーズン継続出演中)、Lyric Opera of Chicago 「Tchaikovsky’s Queen of Spades」、ニューヨーク小劇場界の雄Mabou Mines Theater Companyの創設者Lee Breuerによる 「La Divina Caricatura」など。また、著名な人形劇アーティストDan Hurlinの 「Hiroshima Maiden」「Disfarmer」 「Demolishing Everything with Amazing Speed」(オビー賞受賞作)に、人形遣い・人形デザイナーとして参加。2014年には共同製作した人形がDetroit Institute for the Artsの永久コレクションに加えられ、2016年には西川古柳と共同制作した「Shank’s Mare」が優れた人形劇デザインに与えられるアーリン賞を受賞。
公演のかたわら、Sarah Lawrence Collegeで10年に渡って教鞭をとり、また2009年から2011年にかけてニューヨークにある実験的な大人のための人形劇の集団St. Ann's Puppet Labの共同ディレクターを務める。2017・2018年Northwestern University客員アーティスト。これまでの作品製作において、The Jim Henson Foundation、 国際交流基金ニューヨーク支部、The Asian Cultural Council、ブルガリアのThe Rhodophi International Theater Laboratoryなどから支援を受けている。
https://tomleeprojects.com
ニューヨーク在住の作曲家、尺八奏者、打楽器奏者。長年に渡り、舞台作品の作曲家および演奏家として活動。携わった作品数は200以上にも及ぶ。
過去に仕事をした芸術家として、Estelle Parsons、 Ellen Stewart、故Jerome Robins、Jullie Taymour、Sir Peter Hall、故John Dexter、Andre Serban、Elizabeth Swadosなど。また、ニューヨーク小劇場の中心的存在であるラ・ママ実験劇場の座付作曲家/音楽家として、1980年以来、創設者Ellen Stewartによる「MEDEA」「ELECTRA」「TROJAN WOMEN」「SEVEN」をはじめとした多数のプロダクションに参加。
主な作品に、武井 慧「Moving Earth」での25時間音楽の作曲、Estelle Parsons演出・Al Pacino出演のブロードウェイ・プロダクション「SALOME」やAl Pacino出演「OEDIPUS」「FATHER」、Estelle Parsons演出「MACBETH」「NIGHT OVER TAOS」、Julie Taymour演出Lincoln Center公演「TRANSPOSED HEAD」、Sir Peter Hall演出Royal Shakespeare Company公演「TANTALAS」、Jerome Robins によるNew York City Ballet公演「WATERMIL」等の音楽を手がける。また、David Henry Hwang作ブロードウェイ・プロダクション「M.BUTERFLY」では共同編曲・演奏をつとめる。その他に、上海万博「Window of The City」の音楽、Michael Cimino監督の映画「YEAR OF THE DRAGON」タイトル曲の作曲・演奏など。
アーティストSara Galassiniのニューヨークを拠点とするバンド、SaraGalas Bandのメンバーとしても活動中である。
西川古柳
Tom Lee
Josh Rice
西川柳玉
ほか西川古柳座座員
辻幸生
【スタッフ】
構成・演出
Tom Lee & 西川古柳
音楽
辻幸生
映像
Chris Carcione
影絵アニメーション
Linda Wingerter
照明
Jeanette Oi-suk Yew(オリジナル)
塚本悟
音響
島猛
演出助手・翻訳・通訳
日山加奈子
舞台監督
大山慎一
制作協力・票券
熊谷由子
広報協力
豊山佳美
プロデューサー
奥田安奈
提携
座・高円寺/NPO法人 劇場創造ネットワーク
主催・製作
八王子車人形西川古柳座
Yara Arts Group